【レビュー】CASIO スタンダード MQ-24-7BLLJF【チプカシ】

今回は、「チープカシオ(チプカシ)」として有名な「CASIO STANDARD」シリーズから、「MQ-24-7BLLJF」についてみていきたいと思います。

特徴

  • クォーツ式(電池式)
  • 電池寿命 約3年
  • 平均月差±20秒
  • アナログ表示
  • 日常生活用防水(3気圧)
  • アクリルガラス製風防
  • 樹脂製バンド
  • 本体重量 18g
  • メーカー1年保証
  • 実売価格1000円前後

となっています。

製品について

文字盤・ケース

大変シンプルで控えめ、かつ真面目な表情で、どんなシーンにも溶け込んでくれます。メンズ用腕時計にカテゴライズされていますが、ケース自体はやや小ぶりなで薄いため性別や年齢、ファッションを問わずに使用できます。

シンプルな分、バングル ブレスレットとの相性が良いので、組み合わせて表情の違いを楽しむのもなかなかおしゃれだと思います。

視認性

白い文字盤に黒い針&文字ということで大変見やすいです。60等分の目盛り一つ一つのサイズ感も良いですし、針先から目盛りにかけての一体感も感じられます。特に、分単位での読み取りがしやすく、「時計とは本来こういうものだ」なんて声が聞こえてきそうなデザインです。

精度

仕様によると平均月差±20秒とのことですが、実際は月差±15秒以内といったところで、特に不満はありません。

一方で、バックライトやインデックスの夜光処理はありませんので、必要な方はお気をつけください。


斜めから
右側面

左側面

裏蓋・竜頭

裏面

裏蓋にねじはありませんが、本体と蓋の間に精密ドライバー等を入れると押し開けることができ、電池交換も簡単に行えます。交換用電池は「SR626SW」となっています。

竜頭

日付表示が無いため、竜頭は一段階のみ引き出せるタイプです。操作に関しては、ケース自体が薄いので竜頭をつまみやすく、周辺に突起なども無いためストレスは感じません。

左:通常時
右:竜頭開放時

バンド

樹脂製バンドならではのしなやかさがあり、薄く軽量です。腕に自然となじむので装着感は抜群。身に着けているのを忘れるという表現がぴったりです。

11段階調節

遊環と尾錠にはCASIOのロゴ

金属製と比べて耐久性の面では劣るものの、金属バンドの擦れる音・冷たさが苦手な方や、アレルギーの方には◎です。

全体
穴留め式

MQ-24-7B2LLJF と比べて

文字盤

7BLL(左)」は、上述のように「控えめ」・「真面目」・「落ち着き」といった印象で、ややかっちりしています。

一方で、「7B2LL(右)」は、「カジュアル」・「朗らか」・「フレンドリー」といった具合に、ややくだけた印象を受けます。

視認性

分単位での見やすさは「7BLL」、数字の見やすさは「7B2LL」といったところでしょうか。

使用感

何よりも軽量で、長時間つけていても負担になりません。また、日常生活防水のおかげで、雨の日や水仕事はもちろん、汗をかきやすい夏場や運動時でも問題ないため、汎用性が高いと感じました。キーボード使用時などに起きやすい「手首への食い込み」は、やわらかい樹脂製バンドということもあって比較的優しめです。

また、アラーム機能がないため、図書館や試験等への持ち込みにも適しています。動作が静かで視認性も優れていますし、万が一、机から落としてしまっても精神的ダメージが少なくて良いです。他にも、軽量&樹脂製バンド(対象を傷つけにくい)なので、「人」との接触が多い「介護」や「子育て」をされている方にもおすすめ。

バッグのベルトや持ち手につけたり、ペアウォッチにも◎です。

最後に

簡単に「MQ-24-7BLLJF」についてみてきましたが、ひとことで言えば"Basic and perfect"といったところで、実用的でありながらファッション性も高く、リーズナブル。シーンを問わず、とにかく気楽に使えるところが魅力だと感じました。

もちろん、上位機種と比べれば、ムーブメントや質感の面で劣るかもしれませんが、CASIO スタンダードシリーズが長年販売されていることと、親しみを込めて「チープカシオ」と呼ばれていることから、決してそれらが「マイナス要素」になっていないのが面白いところです。

現在、CASIO スタンダードシリーズは100種類以上あるそうなので、ぜひ家電量販店やホームセンター、雑貨店等でお気に入りの1本を見つけてみてください。

人気の記事


HOME